意外と知られていない いりこと煮干しの違い

いりこと煮干しの違い

小さな魚を茹でたり煮たりしてから干すと“煮干し”になります。
これを“いりこ”と呼ぶ人もいますが、両者の間に何か違いはあるのでしょうか。
一般的には、呼び方以外に明確な違いはないとされています。
東日本では煮干しという表現が使われ、西日本では主にいりこと呼ばれているという認識で問題ないでしょう。

原料に関しても、カタクチイワシを使用したものが主流ですが、マイワシやアジ、トビウオなども煮干しやいりこの原料として使われることがあります。
この原料によって呼び方が異なると主張する人もいて、その多くは、カタクチイワシで作られたものをいりこ、それも含めた小魚を使って作られたものの総称を煮干しと呼ぶとしています。

それぞれの商品名や地域などで呼び方を使い分けると、誤解が少なくなるかもしれません。

いりこの種類は大きさによって変わる

いりこや煮干しの種類は、大きさによって呼び方が変わることがあります。
それぞれで用いられ方なども少しずつ変わることがあるので、覚えておくと面白いですよ。

ちりめん

いりこに詳しくなくても“ちりめん”という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか。
これは一般的に2.5cmを下回るものに付けられた名称です。
参考程度なので厳密にこの大きさで分けられているわけではありません。
2.8cmくらいでもちりめんと呼ばれることはあります。
そのまま食されることもあれば、ご飯のお供などとしても人気があり、佃煮のような味付けがされることもありますね。

かえり

ちりめんよりも少し大きく、だいたい4cm程度までの大きさのものを“かえり”と呼びます。
こちらも骨や内臓などが全く気にならないのでそのまま食べても美味しいですし、濃いめの味付けをされて売られていることが多くなっています。

小羽(こば)

“小羽”は5cm前後から6cmくらいまでのいりこのことを指す言葉です。
同じくらいの大きさのいりこを“小中羽”と呼ぶこともあります。
このくらいの大きさになると調理法や加工法も多様なものになってくるので、あらゆる食べ方で楽しむことができます。
そのまま子供のおやつとしても活用できますし、もちろん料理に使用しても問題ありません。

中羽(ちゅうば)

大きさで言えば、8cm前後が“中羽”のいりこと呼ばれます。
このくらいになるとしっかりとした大きさとなるので、子供のおやつとしては少し大きいかもしれません。
苦味も少し感じられるようにはなってきますが、それを生かした料理やダシを取るために使われることが多くなってきます。

大羽(おおば)

“大羽”は10cmを超えるいりこのことを指します。
これほどまでに大きなものになると、さらに様々な用途で楽しむことができます。
伊吹いりこであれば苦味も少ないので頭などを取らずにそのままダシも取れますし、お酒のおつまみとして食べても楽しめます。
煮てもいいですし南蛮漬けにしても美味しくいただけるでしょう。歯ごたえもしっかりとあるので、いりこの奥深い旨味を堪能できるはずです。